契約書ってホントに必要?

押印 契約書

こんにちは。

行政書士おおいし法務事務所の大石法良です。

契約書というと、ちょっとお堅いイメージを抱いてしまう方は多いのではないでしょうか。今回は、契約書の意義について解説します。

契約書の意義

法律で、保証契約など書面で契約をしなければならないとされている例外を除き、基本的には、契約は口頭での約束でも成立します。

例えばスーパーやコンビニでジュースや食材を購入するのにいちいち売買契約書を交わすなんてことはほとんどありません。ただ、もっと大きな金額での取引・・・例えば土地や建物をイメージしてみてください。仮に口頭の約束だけだった場合、後になって契約したこと自体を相手が否定したり、あなたが5000万円だったと主張しても相手が3000万円だと言い張るなどという事があるかもしれません。

このような事態を可能な限り避けるために契約書として書面で契約を交わすのです。

また人は忘れる生き物です。それに、相手が会社の場合は、担当者の変更や退職などで条件が保存されなくなる事もあります。これも契約書の意義だといえます。

契約内容の誤解や食い違いにより、安全な取引ができなかったり、また信頼関係が崩れてしまったり、お互いにハッピーでない結果になりかねません。

前もって法律的にも反論のできない形で契約書を作成する事が、安全で健全な社会生活にもつながるのです。

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